2010年09月10日

シンポジウム「広島と祝島をつなぐ」 つなぎ人登壇

横川シネマでの『祝の島』(纐纈あや監督/ 2010年/ 日本)上映に合わせて、7日連続トークイベント開催。初日の6月19日には、シンポジウム「広島と祝島をつなぐ」に5名のスピーカーがこの映画を受け止めて、言葉を紡ぐ「つなぎ人」として登壇しました。彼らは「有識者」などというものではなく、みんな日々の暮らしを送る一般の方々です。(シャリバリ地下大学・ヒロシマ平和映画祭・横川シネマ共催)

シンポジウム「広島と祝島をつなぐ」.JPG

(左から脇山・高島・青原・山戸さん)


○山戸明子さん(祝島出身・広島在住、派遣社員)

「私の知らない人がこの映画を見に来てくれたらうれしい。」

島の人は「撮られる」ことを嫌がるという。
それは、メディアに都合のいいように、「取材される側」を加工して報じるからだ。
そのような中で纐纈監督は島の人に受け入れられた。
彼女は、従来の「取材する側」とは違ったようだ。

○青原さとしさん(ドキュメンタリー映像作家)

「『反原発』としてしか語られなかった祝島の生活を見ることで、今、何がつぶされようとしているかよくわかる。」

映像そのものは非日常的で特権化するものだ。本当の現実とはなんなのだろう。
「映画」とは、「撮る」とはどういうことか。

○高島美登里さん (「長島の自然を守る会」代表)

「自然の中で生かされているからこそ、恵みもあるが厳しさもあるのです。」

「自然を守る会」として、現地の自然を賛美する一方で、
生活者にとっては「自然は友でもあり敵でもある」ことも承知している。

○脇山都さん(広島市立大学卒業生)


祝島に関心をもったのは、放射能被害で障害をもった子供が生まれると知ったことから。
身近な瀬戸内海でウランが使われるとはどういうことだろう。
卒論のテーマは、「私はなぜ上関原発建設計画を知らなかったのか」。

○溝口徹さん(横川シネマ支配人)

溝口さん.JPG

常連客との個人的なつながりから東京と同時上映することに。
チンポムバッシングに見られるような閉塞した今のヒロシマに風穴をあけるきっかけにしたいという。
「横シネと同じく、一度なくすと再生できないものはたくさんある。」

(テキスト/写真/音声編集/文責:ウンベルト・坪原)
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